気が向いたら何か書きます

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やっぱり感じ悪いと思う

ITmedia[WSJ] 「Macくんとパソコンくん」、日米文化の違いへの配慮の記事を見て思ったのですが,日本では比較広告が嫌われているというよりは,根拠も定かではないようなやり方で他社製品を見下すかのような下品な手法*1が反感をかっているんじゃないでしょうか.ついでに言うと,こういう手法はこれまでMacを愛用してきていたArtisticな方々は少なからず抵抗を感じるんじゃないでしょうかねぇ? まぁ特に根拠はないんですけどね.
たとえばこちらのPower Mac G5のプレスリリースの前半のSPEC値がどうこうなんてのはコンパイラやその最適化オプションの具合でいくらでも結果が変わるので,あんまり意味はないわけですよ.イジワルな見方をすれば極限まで最適化したコードをPower Mac G5で走らせても,適当にパーツを見繕って組み立てたPentium 4のPCでロクに最適化をしてないコードを走らせた場合に比べてSPECint_base2000では10%も遅いし,SPECfp_base2000でも21%くらいしか速くない,とも読めるわけですし.
でもその後に書かれている,Adobe PhotoshopやLogic Audioなどでの比較は,条件は明らかですし,何よりもこの製品を欲しいと思うであろう客の興味を引きそうな事例ですので,こちらは良い比較であると言えるでしょう.SPEC値がどうのこうののクダリなんて無くても何の問題もありませんね.
もひとつおまけにCore Duo iMacのプレスリリースも併せて見ちゃうと,PowerPC G5とPentium 4Core Duoとの速度関係が良くわからなくなってきちゃうんですよね.こういう場当たりなプロモーションをするのはApple Computerのイメージのためにもよろしくないと思います.変な小細工をしたりしないでフェアにいきましょうよ,と思うわけです.

*1:しかもその内容は必ずしも正しくない