ふーん

原発と地震　原子炉の安全は確保されている : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
概ねごもっともとは思うのですが，とりあえず，

経路や物質の種類から見て、原子炉本体からの漏れの可能性は極めて低い。

というのは，BWRの場合はタービンを回している蒸気は原子炉内の冷却水に由来している以上，正しくはないような気がしますね．
ちなみに読売新聞社自身でも，
柏崎刈羽原発、地震で微量放射能含む水流出…変圧器火災も : 中越沖地震 : 特集 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
柏崎刈羽原発、全７基でトラブル５０件…地震対策見直しへ : 中越沖地震 : 特集 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
地震データ消失、放射性物質まだ放出…原発ずさん対応続々 : 中越沖地震 : 特集 : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
のように報道していて，たしかに「微量」というような文言は入っているので，受け取り側の問題であるとも言えるのですが．
自然の放射線は無害だけど，人工の放射線は有害なんだって話になるんですよ，きっと（マテ ．
あと件の社説では原子炉に限定して話をしているのが少々気になるところですね．今回は幸運だったのか実はまだ余裕があったのかはわかりませんが大事には至らなかったわけですが，原子炉の安定を保つためには冷却系が機能していなくてはいけないし，BWRではタービン自体が高度に汚染されていたりするわけですから．
いずれにしても，想定をはるかに超える加速度にさらされた原子力発電プラントを再稼動させて良いものか否か，再稼動させるならどのように改修や改良を加えるかが，非常に重大な問題ですね．